20241/20
股関節痛に関する投稿です。 T-performanceは、静岡県を拠点に訪問・出張型のリハビリ&コンディショニング事業を展開しています。 復職・趣味の再開を目指した保険外リハビリ、身体のメンテナンスやスポーツパフォーマンスの向上を目指したコンディショニングなど お客様一人ひとりに合わせたプログラムをご提供致します。 ここでは症状が出現する原因や簡単なエクササイズなどをご紹介させていただきます。
1.股関節の痛みについて
WBCや日本でのオリンピック開催にあたって、スポーツへの関心がより一層高まるとともに昨今の新型コロナの蔓延に伴い、年齢層問わず健康に目を向ける場面が多くなっているように感じます。
日常生活やスポーツにおいて、スムーズに動作を成立させるために上半身と下半身の動きを制御している関節があります。それが股関節です。
股関節の痛みが出現する年齢層は幼児~高齢者と出現する範囲が広いです。
痛みが起きる原因として、現代社会では生活習慣の乱れによる体重増加や、座り・立ち続ける時間が長くなってきていることが影響し、股関節への負担が増加する環境です。 また、コロナ禍の影響による運動不足なども関与することで、股関節周りの筋肉が筋力低下や柔軟性低下が起きます。 そのため、正常な股関節の動きが行えずに筋肉や関節を痛めてしまいます。
股関節は痛みが出現する前から、違和感を訴える方が多いです。 股関節は上半身と下半身のスムーズな力の伝達をサポートする関節であるとともに、人体で一番体重を支えている関節です。 ヒトは地球上での生活の中で、立つ・歩く・走るなど常に重力がかかっています。
そのため、立つだけでも股関節には体重の3~4倍の負担がかかっており、同時に関節を支える筋肉にも持続的にストレスが蓄積していきます。 ストレスが蓄積することで筋肉は硬くなり、関節の動きを阻害してしまうため、これが痛みや違和感の原因となってしまいます。
違和感の具体的な例としては、【動き始めにパキッと鳴る】、【曲げるとズキッと引っかかる】、【股関節を動かした時にゴリゴリ音が鳴る】などがあります。 違和感をそのままにしておくと、痛みの増悪や関節の制限に繋がり、日常生活に大きく影響してしまうため、早期にストレッチやマッサージなどのケアを行い、予防をする事をお勧め致します。
股関節の痛みは、ストレッチで股関節周りの筋肉が柔軟性を得ることで痛みは改善する可能性があります。 しかし、股関節は痛む箇所や痛みが出現する動作も違いが多いため、誤ったストレッチを行うと痛めてしまう可能性があります。
股関節の痛みの特徴は大きく分けて4つあります。
- 股関節を前に曲げると前~内側が痛い
- 股関節を前に曲げると後ろが痛い
- 歩く・立ち続けると前~内側、後ろ~外側が痛い
- 座り続けていると股関節前や後ろが痛い
上記の①~④いずれかに出現することもあれば、2個以上出現する可能性もあります。
ストレッチで柔軟性を得ることで、筋肉・関節への負担を軽減することが可能ですが、股関節は痛む箇所や筋肉の硬さにも違いがあるので、症状に応じてストレッチの実施方法も変化します。当施設では医療施設で経験を積んだ理学療法士が、身体の状態に合わせて皆さまの身体をストレッチさせていただきます。 また、お身体に合ったセルフストレッチの方法も指導しておりますので、ここではいくつかのストレッチを紹介致します。
※痛みで日常生活に著しく支障をきたす場合や、痺れや脱力感を感じる場合にはセラピストの判断のもと、ストレッチを中止する場合があります。
2.股関節の痛みに対する治療
【医療保険内で行う基本的な股関節の治療】
医療保険内で行う基本的な股関節の痛みに対する治療としては、リハビリ・薬物療法・神経ブロック療法・手術療法の4つがあります。
ストレッチ・マッサージ、筋力強化などの運動療法や温熱・電気・水治療法といった物理療法を実施する。
消炎鎮痛薬や湿布薬などの処置をする。
局所麻酔やステロイド薬を処置する。
股関節周りの軟部組織を修復・切除や人工関節に置換する。
【当事業で実施する施術内容】
当当事業では、国家資格である理学療法士が症状の改善はもちろん、機能改善やパフォーマンスアップなどお客様の身体に合ったプローチを実施致します。 ストレッチやマッサージなど身体のケアを実施することで筋肉の柔軟性が向上し、股関節周囲への負担を軽減することができます。
3.股関節の痛みに対するストレッチの利点・方法
股関節痛に対してストレッチをはじめとしたエクササイズは有効です。
股関節症の方にストレッチやマッサージを行うと同時に、運動指導も一緒に行うと股関節症には良いと報告があります(Poulsenら,2013)1)。
他にもストレッチをはじめとした運動療法は股関節症の疼痛,機能改善に有効であるという報告も複数あります(Hernándezら,2008 Fransenら,2010 Juhakoskiら,2011 Fernandesら2010)2~5)。
しかし、股関節周りに付着している筋肉は大きく、その下に小さな筋肉も多数付着しています。セルフストレッチではこの両者をしっかりと伸ばすのはとても難しいです。
また、股関節は腰と連動して運動を行うため、硬くなった股関節を無理にストレッチすると腰に負担がかかり、腰を痛める可能性があります。
同じストレッチでも実施方法や身体の状態の違いによって、効果が変化します。
今回は、ご自宅でできる簡単なセルフストレッチとして、前述に述べた股関節の違和感や痛みが生じる4つの箇所に合わせて、各ストレッチを紹介します。 上記で記載したように、股関節は無理にストレッチを行うと腰を痛めやすいです。ストレッチを行う際は、必ず股関節が痛みの無い範囲で行うことをおすすめ致します。
【股関節の痛みにおすすめなストレッチ】
- 股関節を前に曲げると前~内側が痛い
- 股関節を前に曲げると後ろが痛い
- 歩く・立ち続けると前~内側、後ろ~外側が痛い
- 座り続けていると股関節前や後ろが痛い
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4.T-performanceでのコンディショニング
当事業は医療施設で経験を積み、プロスポーツ帯同歴のある理学療法士が身体の状態に合わせて症状の改善はもちろん、予防やパフォーマンスアップまでマンツーマンにて対応致します。 綿密なカウンセリングと根拠に基づいた評価ツールにてお身体の現状を把握し、完全オーダーメイドなリハビリやコンディショニングを提供しております。
【コンディショニングって何?】
コンディショニングとは、生活環境や目標とする動作に向けて身体の状態を整えることです。 栄養・自律神経・運動・環境などの要因から総合的にアプローチし、運動競技や日常生活動作において最高の能力を発揮来るように身体にあったプログラムを立案していきます。
コンディショニングに関する詳しい内容は下記投稿をご参照ください!
冒頭でも述べさせていただいた通り、股関節は荷重と下半身の動きにも役割を担うため、日常生活やスポーツで痛みが出現しやすいです。
日常生活での、立つ・歩くなどの基本的動作やスポーツでのダイナミックな動きを成立させるために重要な役割を担っている股関節。可動域の制限や機能の低下は、日常生活や競技スポーツに著しく影響します。
股関節の痛みが起きる原因として、同一姿勢の増加や運動不足などの要因が挙げられます。 同じ姿勢でいる時間の増加・運動不足が顕著となり、股関節周りの筋肉へ柔軟性低下や筋力低下が生じます。 その結果、正常な股関節の動きが行えずに筋肉や関節を痛めてしまいます。
股関節には様々な筋肉が付着しているため、一度痛みが出現するとセルフケアではなかなか改善しません。 そのため、痛みが出現しないように定期的なケアを心掛けたり、【動き始めにパキッと鳴る】、【曲げるとズキッと引っかかる】、【股関節を動かした時にゴリゴリ音が鳴る】といった違和感が出現している黄色信号の状態でストレッチをしていただくことが大切になります。
T-performanceは、運動や身体のケアを通して『股関節の痛みや違和感が無くなって生活が楽になった』『前よりスムーズに股関節を動かせるから歩きやすい』など、身体をほぐすこと・整えることの大切さを知っていただき、少しでもイキイキとした生活をサポートできるよう努めてまいります。
経験豊富な理学療法士がお客様の身体環境や生活習慣も考慮しながら、『痛みやコリの無い生活を送りたい』『楽しく趣味をしたい』『スポーツパフォーマンスを上げたい』などの目標に対して、若年層からシニアまで幅広くマンツーマンで対応していますので、お気軽にご相談下さい。
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