T-performance Blog

健康をテーマに『身体と向き合う』ための豆知識を配信していきます。

パーキンソン病リハビリ|自律神経症状について

自律神経症状

 パーキンソン病の自律神経症状に関する投稿です。 T-performanceは、静岡県を拠点として保険外のリハビリ・コンディショニング・ストレッチ事業を展開しています。 復職・趣味の再開を目指した保険外リハビリ、身体のメンテナンスやスポーツパフォーマンスの向上を目指したコンディショニングなど お客様一人ひとりに合わせたプログラムをご提供致します。 ここでは自律神経症状や改善方法についてご紹介致します。

1.はじめに



===========================

T-performanceについてはこちらから
2024年12月JR静岡駅南口側に店舗オープン✨

T-performance|事業概要

是非、ご覧ください❗️

===========================



皆さんこんにちは! T-performanceの前田です✨

 当事業は、現在静岡県を拠点に訪問・出張型のリハビリ&コンディショニング事業として活動しております。

 脳梗塞、脳出血の後遺症の方だけでなく、パーキンソン病などの神経疾患の方、脊柱管狭窄症や変形性関節症などの骨・関節疾患の方、整形疾患の術後リハビリなどあきらめない思いに寄り添い、目標を叶えるためのマンツーマンリハビリを実施致します。

 また諸症状の改善に限らず、スポーツでのコンディショニングやパフォーマンスアップ、ダイエットなどにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 当施設をご利用の方や問い合わせフォームにて多くの方からお身体に関するご相談をいただく中で『パーキンソン病の自律神経症状について』のご質問が多かったのでご説明したいと思います。

時折こうやってQ&Aも実施していきますのでぜひお楽しみください✨

改めて本日のテーマ

【パーキンソン病の自律神経症状】についてです。

パーキンソン病に関しては下記の投稿をご参照ください✨

パーキンソン病|病態について





2.そもそも自律神経って何?



 自律神経とは、自分の意志とは関係なく自動的に働く神経のことです。呼吸・循環・消化・生殖・排泄など生命維持に必要な機能を調節してます。

例えば、、、、

 心臓や胃などの身体の内側の臓器は自動的に働くため、自分の意志で停めたり機能を強化できませんよね(できたら大変です・・・)。

逆に、腕や脚などの筋肉・関節は自分の意志で動かすことができるので、これらを体性神経と言います。

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。

イメージで伝えると、交感神経は身体を活動的にする神経、副交感神経は身体を休ませる神経です。

 交感神経の働くことで、働くと、心臓の働きが活発になり、血管が拡張して、血流が増加して、各運動器(腕や脚の筋肉)に血液が行き届きます。

 副交感神経が働くと、胃腸の機能が高まり、消化を促します。さらに、心臓・呼吸の働きが抑えられて身体を安静に保とうとします。

 このように運動や仕事をするときは交感神経が主に働き、食事や睡眠のときには主に副交感神経が働いていると言えます。





3.自律神経って大事なの?

パーキンソン病|自律神経症状について

 人の身体には生命を維持するために、身体の状態を一定に保とうとするホメオスタシス(生体恒常性)という機能があります。 自律神経はそのホメオスタシスのひとつであり、外部環境の変化があっても身体を一定の状態に保つために働きます。

 我々の生きている地球は、朝・昼・夜の温度・湿度・日光量など常に環境が変化します。また1年の単位でも春夏秋冬など変化が多いですが、この変化を外部環境の変化と言います。

 人は、この外部環境の変化でも自分の身体の内部環境(内臓や血液など)を一定の数値に保つことで生きることができます。例えば、真冬で外が-10度でも、真夏で外が40度でも体温は35~37度くらいで保ててますよね?

 ホメオスタシスには、自律神経の他に内分泌(ホルモン分泌)や免疫という機能があり、この3つの機能はそれぞれが協調しあって自動的に生命を維持しています。

 自律神経系のバランスが崩れることで、手足の冷え、むくみ、便秘、頻尿、動悸、めまい、過剰な発汗、気分の落ち込みなど、身体にとって様々な不具合が生じてしまいます。





4.パーキンソン病の自律神経症状とは?


 パーキンソン病に関しては、すくみ足や姿勢障害といった四大徴候が代表的ですが、体の動きと関連しない症状を非運動症状と呼び、自律神経症状、感覚障害、精神症状、睡眠障害などを様々な症状を訴える事があります。

  パーキンソン病患者自身を悩ませている症状の中では自律神経症状の頻度が高かったという報告もあります。

 Witjas T,Kaphan E,Azulay JP et al:Nonmotor fluctuation s in Parkinson’s disease.Neurology,59,408-413,2002)


【パーキンソン病の自律神経症状】

  • 便秘
  • 排尿障害
  • 睡眠障害
  • 抑うつ
  • 起立性低血圧 など




  • 5.自律神経症状を改善するためには、、、


     パーキンソン病の自律神経症状には、有酸素運動が効果的です。

     具体的には少しきつめの有酸素運動を継続して行うことでパーキンソン病の気分の落ち込み、抑うつ症状に効果があったという報告があります。

     特にパーキンソン病の方は、様々な症状によって不活動になりやすいと言われており、継続的な運動によって改善が期待できます。

    継続は力。無理なく楽しく続けられる運動を。

    ===========================

    公式LINEでも無料相談等実施しております❗️是非ご活用くださいませ✨

    公式LINEはこちらから

    ===========================