T-performance Blog

健康をテーマに『身体と向き合う』ための豆知識を配信していきます。

前腕伸筋群が硬くなることで生じるデメリット3選

前腕伸筋が硬くなると生じるデメリット

前腕伸筋群が硬いことによって生じるデメリットに関する投稿です。 T-performanceは、静岡県を拠点に訪問・出張型のリハビリ&コンディショニング事業を展開しています。 復職・趣味の再開を目指した保険外リハビリ、身体のメンテナンスやスポーツパフォーマンスの向上を目指したコンディショニングなど お客様一人ひとりに合わせたプログラムをご提供致します。 ここでは硬くなることで生じるデメリットの原因と対処法についてご紹介致します。

1.はじめに

皆さんこんにちは! T-performanceの前田です✨

 当事業は、現在静岡県を拠点に訪問・出張型のリハビリ&コンディショニング事業として活動しております。

 脳梗塞、脳出血の後遺症の方だけでなく、パーキンソン病などの神経疾患の方、脊柱管狭窄症や変形性関節症などの骨・関節疾患の方、整形疾患の術後リハビリなどあきらめない思いに寄り添い、目標を叶えるためのマンツーマンリハビリを実施致します。

 また諸症状の改善に限らず、スポーツでのコンディショニングやパフォーマンスアップ、ダイエットなどにも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 当事業をご利用の方や問い合わせフォームにて多くの方からお身体に関するご相談をいただく中で『腕がパンパンになる』『指が動かしづらい』などのご質問が多かったのでご説明したいと思います。

改めて今回のテーマ

【前腕伸筋群が硬くなることで生じるデメリット3選】についてです。

 日常生活でも多く使う筋肉であり、力仕事・デスクワークや働く主婦の方はぜひご覧ください!

🔻腱鞘炎かも!?など痛みが強い場合は下記投稿を参考にしてみてください✨🔻

腱鞘炎について|T-performance【公式】

2.前腕伸筋群って何?

前腕伸筋群

 前腕伸筋群とは、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、尺側手根伸筋の4つの筋肉を総称した名前です。主な役割としては手首を手の甲方向へ動かしたり、指を伸ばす動きがあります。

テノデーシス作用

 上図のように指や手首を動かす筋肉は肘の外側から始まり、手首を跨いで指などに付着しているため緊張することで 手首を手の甲方向へ動かすと指が曲がり、掌側に手首を動かすと指が伸びる作用をテノデーシス作用といい、 特に手の甲方向へ手首を動かすことで指が曲がる動きは物を掴む動作が行えるため、日常生活でも大切な動きになります。

3.前腕伸筋群が硬いと生じるデメリット 3選

腕の筋肉は細い筋肉が隣合わせで走行しているため緊張することで様々な不具合が生じてしまいます。

  1. 手首や指の動きが制限されやすい
  2.  前腕伸筋群は肘から指先・手関節の周りに付着している筋肉が存在しています。 これらの筋肉が硬くなることで指を曲げる・伸ばす動きに制限がかかリやすく、物を掴む・指を広げるといった動きも行いにくくなります。

  3. 指・手首・肘に痛みが出現しやすくなる
  4.  重たいもの頻繁に持つ・繰り返し同じ手首や指の動きが多いと筋肉の付着部や関節に負荷がかかり痛みが生じやすくなります。

  5. 指先や手首の周りに痺れが出現しやすくなる
  6.  前腕伸筋群の周りには末梢神経が隣接して通過している部分があり、前腕伸筋群の筋肉が硬くなると神経の圧迫や癒着などで指先や手首の周りに痺れが出現することがあります。

4.硬くなった場合の対処法は

手首や指の制限、痛みは日常生活や趣味活動に大きく支障をきたしてしまいます。 ストレッチの方法などご紹介しますので、是非実施してみてください(^ ^)

  1. 前腕ストレッチ、マッサージ​
  2.  指を動かす筋肉は前腕に付着している筋肉が多いです。 前腕部の筋肉を直接マッサージで局所的にほぐすことも効果的ですが、ストレッチをすることで より深部の組織まで伸ばすことが伸ばすことができるため痛みのない範囲で実施してみてください。

    前腕ストレッチ、マッサージ​

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  3. 広背筋ストレッチ
  4.  広背筋は背中から肩に付着する人体で一番大きな筋肉です。 同一姿勢や重労働などで硬くなりやすく、広背筋が硬くなることで姿勢の乱れや肋骨の動きを制限してしまうため、 間接的に肘や手の筋肉に負担がかかってしまいます。こまめなストレッチをお勧めします。

    広背筋ストレッチ

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  5. 肩甲骨廻し​​
  6.  肩甲骨は上腕骨の動きに合わせて動く肩甲上腕リズムという動きがあります。 肩甲骨周囲の筋肉が硬くなり、肩甲骨と上腕骨の歯車が崩れると肘や手の筋肉に負担がかかってしまいます。 肩甲骨の動きを整えることで不良姿勢の改善や手首の負担軽減にも繋がります。ストレッチに関しては下記投稿を参考にしてください。

    肩甲骨廻し

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5.最後に

スマホやパソコン作業、食事、服の着脱など日常生活の様々な場面で手を使うことが多いですよね。

筋肉は使えば疲労します。疲労は徐々に蓄積し、限界を越えると痛みや痺れ、動きの制限に繋がってしまいます。

仕事後に手がパンパン、朝方手が浮腫んでいる、指の関節がポキポキなる、などの症状は身体からの黄色信号です! 日頃からのちょっとした意識から始めてみませんか?

継続は力。無理なく楽しく続けられる運動を。

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